起業家のビジネスに本来の強みを入れる効果
マーケティングにおいては『USP(ユニーク・セリング・プロポジション)』の部分です。
でも分かりづらいですよね。
『強み』と考えた方が分かりやすいですね。もしくは『得意』ととらえた方がもっと分かりやすいかもしれません。
ただ単純に『強み』や『得意』をそのままビジネスに入れても成功率は上がりません。
その『強み』が、人の役に立ち、人を喜ばせ、人から求められるように活かすことが重要です。
自分本来の『強み』や『得意』をビジネスに入れ込むのですから、それを活かして人へ教えたり、伝えたりすることでストレスを感じません。
それどころか、イキイキと続けていけるビジネスになり、もっと掘り下げて追求していきやすくもなります。
そして『強み』を正しく活かせば、人の役に立ち、人を喜ばせ、人から求められるようになり、ビジネスが人にも自分にも良い影響を与え続けるので、コツコツと実績を積み重ねて、成功しやすいビジネスへと成長していきやすいのです。
多くの起業家は自分の強みに気付いていない
実は、かなりの実績者であっても、自分の強みに関しては、なかなか発掘できないケースも多いのです。
これまで400以上の企業経営者や起業家の方々へ
『あなたの強みは何ですか?』
と質問しても90%以上は明確に答えられないのです。
人間は人のことには気付きやすいですが、自分のことには気付きにくい性質を持ってますよね。
資格を持っていたり、懸命に学んできたことが『強み』と考えることも多々ありますが、
質問力を活かして、いろいろな角度から質問して、抽象的な回答には『具体的には?』『例えば?』『それは、どうしてそう思うのですか?』などなど、掘り下げていくと、実は資格や学んできたことが『強み』ではなかった・・・ということがよくあります。
それは『強み』へのとらえ方に問題があることが多いのです。
強みのとらえ方を正しく認識する
『強み』と聞かれると『人より飛び抜けて秀でている部分』と感じてしまう人は案外多いのです。
でも、そう捉えた時点で『自分にはそんな部分はあるのかな?』と思いがちですよね。
『強み』とは、そんなにも人と比べて突出して優秀な部分ではないのです。人と比べて勝っている部分でもないのです。
そう捉えるから思考が停止してしまい『そんな部分ない』と思ってしまうのです。
そうではなくて、『人と異なっている部分』という捉え方の方が近いですね。
ビジネスに活かす自分本来の強み発掘法
私のように長年、400人以上に深いヒアリングをして、自分本来の『強み』を発掘することが最善ですが・・・
もっと簡単な方法があります。
あなたのことをよく知っている人・・・例えば、親しい友人や先輩や後輩、兄弟や姉妹や親に直接聞いてみることです。
『自分は何が得意そうに見える?』
『自分では普通にやっていることでも、人からしたら凄いな、という部分はある?』
そして、深いヒアリングでも突き詰めていくと学生時代や幼少期にさかのぼることもあるので、親御さんに聞くなら
『子供の頃から、何が得意そうに感じた?』
などと、自分と近い人たちに多く聞いてみることで、意外と自分では気付いていなかった本来の『強み』を知ることは結構よくあることです。
ぜひ、試してみて下さい。
いろいろな近い人たちに質問して、重複して聞くことが、あなた本来の『強み』であることに気付くかもしれません。
ただ、『強み』が発掘できたら、そのままビジネスにしてはいけません。
その『強み』を、どのようにフォーカスして、どのような切り口で、ビジネスに反映させるか・・・
しかも、人の役に立ち、人を喜ばせ、人から求められるように、『強み』を活かすことが重要です。
その方法は、また次回にお伝えしますね。